【感想】生命をまっとうするとは?~第二部1回「XI:欲望(Lust)のサークル──力への意志」

トートタロット講座、いよいよ第二部に入りました。
大アルカナ、火地風水、それぞれのサークルにわかれた構造を学んでいきます。

1回目は、火、Lust のサークル。
火は、うつりかわるこの世のなかで、常に変わることのない根本的な原理をあらわします。

そして、Lust という言葉の意味は、欲望、渇望
このカードは、占星術でいう、獅子座と対応しています。

形あるものは移りゆく、けれども、あたえられたこの生を、この現実の世でまっとうするに等しい欲望とは、いったいどのようなものだろうか。

獅子座は、太陽とむすびつきます。
太陽系の中心で燃える太陽のエネルギー。
純粋な生命の欲求から生まれたものだろう。

 

太陽とともに燃える火の勢い=欲望を消してしまうことなく実現するとは、生命をまっとうすること、と感じました。

ただ一枚のカードには、生命の神秘、そしてそれを地上で創造的に発揮するためのストーリにまつわる象徴が豊かに含まれています。

そしてそれは、女性性と男性性とに展開して、この世の形へと姿をかえていく。

講師の松田さんの説明からは、バックグラウンドにある精神世界への叡智と洞察、そして現実世界への理解が豊かに感じられます。
深く納得し惹きこまれます。

まずは知識として、それらの象徴を学ぶのですが、直観的にカードとつながることで、知識は直観の表現をサポートしてくれるだろうと思います。

自分を整え、場をつくること、瞑想をとおしてまずは基本の姿勢を身につけることができるのも、この講座の大きな魅力です。

 

トップ画像は、NASAのHPより